iPadを活用した授業を成功させる3つの
ルールとは?タブレットを活用する
メリットも解説

2019年3月18日

  • GIGAスクール
  • タブレット授業

GIGAスクール構想によって、高校や大学だけでなく小中学校でもiPadをはじめとしたタブレット授業の導入が広がりました。タブレットを使った授業は生徒にも先生にも多くのメリットをもたらし、学習効率を向上させてくれます。しかし、有効なタブレットの使い方を知らないままでは、意図した効果を得られなかったり逆効果になってしまうことも。

タブレットを無用の長物とさせないよう、近々タブレットの導入をお考えの方や、タブレットはあるが有効な使い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。なおタブレットの用途は、主に先生1台と生徒と一緒に使うパターンがあります。今回は先生と生徒、両方が使うパターンをご紹介します。

<注目トピック:GIGAスクール構想に!マルチOS対応した画面ミラーリング端末>
Windows・Chromebook・iPadの画面ミラーリングにメディアボックス1台で対応しました。
「先生と生徒の端末がそれぞれ異なる場合」や「既存の無線APに画面ミラーリング機能が備わっていない場合」には、みらスクの導入をお勧めします。
※詳しくは、デモ動画(YouTube)をご覧ください。
https://youtu.be/QW9dHnAukcg


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iPadを活用した授業とは?

政府が推進するGIGAスクール構想に加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、小・中高校をはじめとする教育機関へのICT端末・インフラの整備が急速に進みました。

プログラミング教育の必修化に伴いパソコンが導入されるだけではなく、小学生などタイピング能力がまだ不十分であっても直感的に利用できるiPadをはじめとするタブレットも導入されています。

iPadを授業に活用することで、小学生であってもクラウドのプレゼンテーションソフトを使ってスライドを共同編集したり、先生と生徒のコミュニケーションをオンラインでも行うなど、数年前までは考えられなかったような学習方法が実現しています。

なお、ICT教育については以下の記事で詳しく解説をしています。

▶いまさら聞けないICT教育!基本知識・課題・得られる効果を徹底解説!!

政府が進めるiPadなどを使ったタブレット授業

「変化の激しい社会の中で活躍できるための資質と能力を子どもたちに身につけさせる」

これは、2020年に向けて政府が推進する教育改革の目的でした。小学校から必修化されるプログラミング教育や英語(小学5年生から)の授業をはじめ、発見学習や体験学習、グループワーク、ディベートなどのアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)も注目を集めています。

iPadをはじめとするタブレットを使った授業も政府が推し進める改革のひとつです。政府は2020年までに、全国の小中学校の全生徒にiPadなどのタブレット端末が行きわたり、タブレット授業が始められるようICT環境の整備を各自治体や学校に呼びかけていましたが、GGIGAスクール構想によって国が端末整備の費用を補助する形で1人1台端末の整備が完了しました。政府がめざすのは、国語、算数(数学)、理科(化学・生物)、社会(歴史・地理)だけでなく、英語や体育、音楽などあらゆる教科でタブレットを有効に活用し、図形や写真、グラフを見せ合いながらの相互理解や、アプリケーションを使ったゲーム感覚のわかりやすい授業などです。

タブレットがもたらすのは、生徒にとってのメリットだけではありません。パソコンなどの電子製品の扱いに慣れていない年配の先生には抵抗があったかもしれませんが、操作感がほぼ同じなiPhoneといったスマホの普及に伴い、その抵抗感が薄れ、タブレットの導入は教師のみなさんにとっても大きなメリットを感じていることでしょう。タブレットからアクセスできるデジタル教科書には、手書き感覚で文字を書いたり図を描くことができるので、普段、授業の前に大量に準備していた紙資料も、書いては消してを繰り返していた板書も必要なくなりました。また、授業支援ソフトを用いると、生徒のタブレットに書き込まれた解答などの情報は教員用のタブレットに一覧表示できるため、教室内を歩き回らなくても生徒たちの学習状況を把握できます。

このように、タブレット授業は生徒たちの意欲を高め、効果的な学習効果をもたらすだけでなく、教師に課された多くの仕事を無駄なく、より効率的にしてくれるのです。

GIGAスクール構想については、以下の記事で詳しく解説をしています。

▶GIGAスクール構想とは?メリット・デメリットや背景・これまでの経緯・課題と解決策まで幅広く解説

iPadなどのタブレットを活用した授業の3つのメリット

Padなどのタブレットを活用した授業のメリットとして、以下の3つがあります。

・持ち運びやすい
・操作が簡単
・ペーパーレス

それでは、一つずつ見ていきましょう。

持ち運びやすい


iPadなどのタブレットを活用するメリットとしては、持ち運びやすいということが挙げられます。パソコンの場合、一定の重量があるため持ち運ぶ際にその重さが負担になる場合があります。しかし、タブレットであれば小学生であっても持ち運びがしやすい重さだと言えます。また、タブレットであればパソコンに比べて薄く、かさばらないので他の教科書や文房具とともに持ち運びしやすくなっています。

操作が簡単


タブレットにはキーボードがなく画面を直接タッチして操作するため、直感的に使うことが可能です。そのため、タイピングが苦手な小学生低学年などでもICT端末を簡単に使うことができ、デジタルデバイスとインターネットを使った学習環境に早い段階から適応することができるようになります。

ペーパーレス


タブレットを使うことで、今まで行われていたプリントの配布を減らし、デジタルデータで配布することが可能になります。その結果、学校で使う印刷物の量が減り、環境に優しいペーパーレスな学習環境を用意することができます。また、教科書のデジタル化が進むと、複数ある紙の教科書を持ち運びする負担が無くなり、タブレット1台に収まってしまう点もタブレットのメリットといえるでしょう。

iPadを活用した授業を成功させる3つのポイント

iPadを活用した授業を成功させるポイントとして、以下の3つをご紹介します。

・生徒一人ひとりのレベルに合わせた学習を行う
・タブレットで撮った画像を教室のモニターに転送する
・「双方向型」の授業を意識する

それでは、一つずつ見ていきましょう。

生徒一人ひとりのレベルに合わせた学習を行う


授業における興味の対象や得意分野、理解度には生徒によって個人差があります。そのため、従来の一方向型の授業スタイルでは、生徒ひとり一人のレベルに合った学習は難しいという声も聞かれます。

授業にiPadなどのタブレットを取り入れることは、生徒が自ら好奇心を持って学習への理解・関心を深めるために有効です。

たとえば、タブレットを全科目の教科書データを入れたデジタル教科書として活用することで、紙の教材にはない動画や音声による学習が可能になります。体育の授業では生徒の動きをカメラで撮影し、後からタブレットで見返したりお手本と比較することで課題点が見つかります。また、数学では3Dによる立体図形の映像をさまざまな角度から見ることができるなど、平面的な紙の教科書では難しかった直感的イメージを簡単に得ることができます。

授業中には生徒だけでなく先生もタブレット端末を使うことで、複数の生徒の解答を手元で比較したり、一人ひとりの問題を解く様子を見て習得スピードや理解度を把握することも可能。生徒個人の能力レベルに合わせたきめ細やかな指導がしやすくなります。

タブレットで撮った画像を教室のモニターに転送する


タブレットが授業で活躍するのは、何も教室の中だけとは限りません。ワイヤレスに持ち運べるタブレットの特性を生かし、外での授業にも役立てましょう。

タブレットの画面は、教室にあるデジタルテレビやホワイトボード、プロジェクターなどの大型提示装置にそのまま転送&投影することができます。つまり、教室の外での授業の様子を記録し、教室に持ち込んで見返すことができるのです。

たとえば、課外授業の際にiPadで撮影した写真や映像を教室のモニターに転送すれば、先生がApple Pencilで手元の画面に書き込んだものを見せることや、子どもが自分でモニターに文字を書き込みながら学習することも可能です。また、体育の授業中にタブレットで撮影しておけば、教室に戻ってからフォームチェックを行ったり、実際の動きを見てペンで印を付けながら解説したりできます。タブレットがなかった場合、テレビとビデオカメラをHDMI端子で接続したり、画面に書き込みができなかったりと、手軽さに欠けます。また生徒への共有も、プリントを作成して配布したりと手間がかかってしまいます。

タブレットの転送機能を活用すれば、先生が授業の準備にかける労力や時間が短縮できるなど、効率アップにつながります。さらに、タブレットを教室外の授業にも導入することは、実際の体験をベースにできるため生徒の関心や理解度など学ぶ意欲は大幅にアップします。

「双方向型」の授業を意識する


タブレットを活用した授業では、先生から生徒へ一方的に教えるだけの授業ではなく、両者がインタラクティブ(双方向)にコミュニケーションを取りながら進める授業が重要になります。

先生と生徒がタブレットを持つことで、先生のタブレットから生徒への教材配信や複数端末への同時表示のほか、生徒の解答や書き込みを先生の端末に一覧表示して管理できるようになります。また、課題につまずいている生徒を一目で把握できるため、有効な指導や学力の向上に役立ちます。

さらに、クラスをグループに分けて授業をする際にもタブレットは役立ちます。グループにつき1台の端末を与えることで、タブレットを中心にディスカッションが始まったり、お互いに考えることを直接共有しあったりと、生徒同士のコミュニケーションや積極性を引き出すといった効果をもたらします。

タブレットを使えば、先生から生徒への一方通行の授業ではなく、先生と生徒、あるいは生徒同士による双方向型の授業が実現するのです。

まとめ

本記事では、iPadをはじめとするタブレット端末を使った授業について解説をしてきました。パソコンだけではなく、タブレットを活用することによって小・中・高校でのICT教育の定着が進められています。ITを活用する能力は、今まで以上に重要になっていきます。直感的に簡単に使えるタブレットを活用することで、生徒・教員の抵抗感を減らし、ICT教育をよりスムーズに実施することが可能になります。

「GIGAスクール構想」では、iPad、Windows、Chromebookの児童生徒1人1台端末の整備が力強く推進されることになりました。GIGAスクール構想については、以下のコラムで取り上げていますので、ぜひご覧ください。
▼GIGAスクール構想とみらいスクールステーションの関係性をご紹介
https://www.mirai-school.jp/column/1744/


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