タブレット授業を成功させるための3つのルール〜ipadを活用した学習方法〜

2020年の教育改革に向けて、高校や大学だけでなく小中学校でもiPadをはじめとしたタブレット授業の導入が広がっています。タブレットを使った授業は生徒にも先生にも多くのメリットをもたらし、学習効率を向上させてくれます。しかし、有効なタブレットの使い方を知らないままでは、意図した効果を得られなかったり逆効果になってしまうことも。
タブレットを無用の長物とさせないよう、近々タブレットの導入をお考えの方や、タブレットはあるが有効な使い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。なおタブレットの用途は、主に先生1台と生徒と一緒に使うパターンがあります。今回は先生と生徒、両方が使うパターンをご紹介します。

<注目トピック:GIGAスクール構想に!マルチOS対応した画面ミラーリング端末>
Windows・Chromebook・iPadの画面ミラーリングにメディアボックス1台で対応しました。
「先生と生徒の端末がそれぞれ異なる場合」や「既存の無線APに画面ミラーリング機能が備わっていない場合」には、みらスクの導入をお勧めします。
※詳しくは、デモ動画(YouTube)をご覧ください。
https://youtu.be/QW9dHnAukcg


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タブレット授業に必要な3つのルールとは?

では、実際にタブレットを導入したら、どのようなことを意識して授業を進めればよいのでしょうか。タブレットのメリットを最大限に生かすため、まずは以下の3つのポイントを頭に入れて授業に臨んでみましょう。

① 生徒一人ひとりのレベルに合わせた学習を行うべし
授業における興味の対象や得意分野、理解度には生徒によって個人差があります。そのため、従来の一方向型の授業スタイルでは、生徒ひとり一人のレベルに合った学習は難しいという声も聞かれます。
授業にiPadなどのタブレットを取り入れることは、生徒が自ら好奇心を持って学習への理解・関心を深めるために有効です。
たとえば、タブレットを全科目の教科書データを入れたデジタル教科書として活用することで、紙の教材にはない動画や音声による学習が可能になります。体育の授業では生徒の動きをカメラで撮影し、後からタブレットで見返したりお手本と比較することで課題点が見つかります。また、数学では3Dによる立体図形の映像をさまざまな角度から見ることができるなど、平面的な紙の教科書では難しかった直感的イメージを簡単に得ることができます。
授業中には生徒だけでなく先生もタブレット端末を使うことで、複数の生徒の解答を手元で比較したり、一人ひとりの問題を解く様子を見て習得スピードや理解度を把握することも可能。生徒個人の能力レベルに合わせるきめ細やかな指導がしやすくなります。

② タブレットで撮った画像を教室のモニターに転送すべし
タブレットが授業で活躍するのは、何も教室の中だけとは限りません。ワイヤレスに持ち運べるタブレットの特性を生かし、外での授業にも役立てましょう。
タブレットの画面は、教室にあるデジタルテレビやホワイトボード、プロジェクターなどの大型提示装置にそのまま転送&投影することができます。つまり、教室の外での授業の様子を記録し、教室に持ち込んで見返すことができるのです。
たとえば、課外授業の際にiPadで撮影した写真や映像を教室のモニターに転送すれば、先生がApple Pencilで手元の画面に書き込んだものを見せることや、子どもが自分でモニターに文字を書き込みながら学習することも可能です。また、体育の授業中にタブレットで撮影しておけば、教室に戻ってからフォームチェックを行ったり、実際の動きを見てペンで印を付けながら解説したりできます。タブレットがなかった場合、テレビとビデオカメラをHDMI端子で接続したり、画面に書き込みができなかったりと、手軽さに欠けます。また生徒への共有も、プリントを作成して配布したりと手間がかかってしまいます。
タブレットの転送機能を活用すれば、先生が授業の準備にかける労力や時間が短縮できるなど、効率アップにつながります。さらに、タブレットを教室外の授業にも導入することは、実際の体験をベースにできるため生徒の関心や理解度など学ぶ意欲は大幅にアップします。

③「双方向型」の授業を意識すべし
タブレットを活用した授業では、先生から生徒へ一方的に教えるだけの授業ではなく、両者がインタラクティブ(双方向)にコミュニケーションを取りながら進める授業が重要になります。
先生と生徒がタブレットを持つことで、先生のタブレットから生徒への教材配信や複数端末への同時表示のほか、生徒の解答や書き込みを先生の端末に一覧表示して管理できるようになります。また、課題につまずいている生徒を一目で把握できるため、有効な指導や学力の向上に役立ちます。
さらに、クラスをグループに分けて授業をする際にもタブレットは役立ちます。グループにつき1台の端末を与えることで、タブレットを中心にディスカッションが始まったり、お互いに考えることを直接共有しあったりと、生徒同士のコミュニケーションや積極性を引き出すといった効果をもたらします。
タブレットを使えば、先生から生徒への一方通行の授業ではなく、先生と生徒、あるいは生徒同士による双方向型の授業が実現するのです。

政府が進めるタブレット授業
「変化の激しい社会の中で活躍できるための資質と能力を子どもたちに身につけさせる」
これは、2020年に向けて政府が推進する教育改革の目的です。小学校から必修化されるプログラミング教育や英語(小学5年生から)の授業をはじめ、発見学習や体験学習、グループワーク、ディベートなどのアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)も注目を集めています。
タブレットを使った授業も政府が推し進める改革のひとつです。政府は2020年までに、全国の小中学校の全生徒にiPadなどのタブレット端末が行きわたり、タブレット授業が始められるようICT環境の整備を各学校に呼びかけています。政府がめざすのは、国語、算数(数学)、理科(化学・生物)、社会(歴史・地理)だけでなく、英語や体育、音楽などあらゆる教科でタブレットを有効に活用し、図形や写真、グラフを見せ合いながらの相互理解や、アプリケーションを使ったゲーム感覚のわかりやすい授業などです。
タブレットがもたらすのは、生徒にとってのメリットだけではありません。パソコンなどの電子製品の扱いに慣れていない年配の先生には抵抗があるかもしれませんが、タブレットの導入は教師のみなさんにとっても大きなメリットがあります。タブレットにあらかじめダウンロードしておいたデジタル教科書には、手書き感覚で文字を書いたり図を描くことができるので、普段、授業の前に大量に準備していた紙資料も、書いては消してを繰り返していた板書も必要なくなります。また、生徒のタブレットに書き込まれた解答などの情報は教員用のタブレットに一覧表示できるため、教室内を歩き回らなくても生徒たちの学習状況を把握できます。
このように、タブレット授業は生徒たちの意欲を高め、効果的な学習効果をもたらすだけでなく、教師に課された多くの仕事を無駄なく、より効率的にしてくれるのです。

2019年12月には、政府から「GIGAスクール構想」が発表され、iPad、Windows、Chromebookの児童生徒1人1台端末の整備が力強く推進されることになりました。GIGAスクール構想については、以下のコラムで取り上げていますので、ぜひご覧ください。
▼GIGAスクール構想とみらいスクールステーションの関係性をご紹介
https://www.mirai-school.jp/column/1744/


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