ICTのはじめの一歩。
校内放送スターターパックで効果検証

2021年11月30日

  • 校内放送設備

はじめに

 新潟県にある新発田市立川東小学校は、2020年秋に補助金を活用して、みらいスクールステーション(以下、みらスク)の校内ライブ放送スターターパックと2教室分のメディアボックスを導入した。今回は、スターターパックの活用状況について、富田教頭にお話を伺った。

お話を伺った富田教頭先生

コロナ禍の卒業式をライブ放送

 みらスクを導入した翌年3月の卒業式で早速、校内ライブ放送機能を利用したようだ。当機能は、カメラで撮影した映像をメディアボックスが繋がった大型提示装置にライブ配信する機能である。同校の卒業式は、新型コロナウイルスの感染リスクを考慮して、式典への参加対象は、卒業生と保護者に絞った開催だ。
富田教頭は、コロナ禍の卒業式で校内ライブ放送が活躍したという。「みらスクの校内ライブ放送のおかげで、教室がサテライト会場のような場所になり、在校生を分散させて、各教室から参加ができました。体育館での参加は叶いませんでしたが、卒業生の姿をしっかりと目に焼き付けることができたのは、在校生にとって貴重な体験だったと思います」感染リスクを抑えつつ、子どもたちを分散させて行事を実施できる点が好評のようだ。

校内放送の撮影をしている様子
教室で校内放送を視聴している様子

全校集会も教室で

 コロナ禍で分散登校など密を避けて学校生活を送らなければいけない状況下で、先生方が見出したのは、みらスクの教材コンテンツ視聴機能を利用した動画提示だという。当機能は、サーバーに格納したデータを教室の大型提示装置に投影する機能だ。「まだ全教室にメディアボックスを設置していないため、全校集会のライブ放送はできていません。ですが、事前に校長室で撮影した動画をサーバーに格納して、教室で校長先生の講話を聴講してもらう運用を取っています」校長先生と子どもたちが繋がりにくい昨今でも、みらスクで繋がりを保てているようだ。「はやく全教室にメディアボックスを整備して、全教室一斉にライブ放送を実現したいです」と拡張整備について前向きに語った。

授業でもみらスクが活躍

 「実は、みらスクは授業でも活用させてもらっています」という。前述の教材コンテンツ視聴機能を授業にも役立てているそうだ。「自作のパワーポイントはもちろん、NHK for Schoolの動画も再生することができるので、特に授業の冒頭で使っています。パソコンとは違い、リモコン一つで誰でも操作できる点がみらスクの魅力ですね」という。さらに、「パソコンよりも起動が早いこと。そしてサーバーにデータを入れておけば、校内のどこからでも教材をサッと提示できるので、授業準備の時間が軽減されました」と、先生方の負担軽減を実感されているようだ。

みらスクを利用して教材提示している様子

教育の質が向上

 富田教頭は、導入当初に想定していたよりも、みらスクを導入したことの効果が大きいという。「先生の手間を減らすことは、子どもたちにとってもプラスなことです。従来は授業時間を削って、授業の準備をしていたこともありました。みらスクで、先生方の仕事が効率化されただけでなく、教材や校内放送など視覚的な表現を増やすことができるようになった結果、教育の質をあげることができていると感じています。想定外にみらスクが役立っています」。忙しい先生方の業務負担を軽減し、その時間を子どもたちに還元できているそうだ。

全教室に拡張

 同校では、最初から全教室に整備することができなかったものの、みらスクが校内放送だけでなく、授業でも使えることを実感した。すでに全教室への拡張に向けた検討を始めているそうだ。「全教室に整備されることで、みらスクの活用シーンがもっと増えていくと思っています。特に校内放送は、全校集会やお昼の放送など、多くのアイデアが膨らんでいます」校内ライブ放送スターターパックというスモール導入で効果を確かめて、以降の拡張へとつなげるというお手本となる教育ICT段階整備事例といえるだろう。

本ページに関する資料

みらスク総合カタログ

校内放送スターターパック

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